実務経験のないカウンセラーが、まずすべきこと
養成講座を終了し、資格を取得した。
でも、実際にお金を貰ってカウンセリングをしたことがない。
何から始めればいいのかわからない。
そんな悩みを抱えている新米カウンセラーは多いと思います。
私自身、2009年に心理カウンセラーの養成講座を終了してから、何年も迷走しました。
無料相談で100人以上対応したり、ワンコイン500円でカウンセリングをしたり、様々な失敗を経験しました。
でも、その経験から学んだことがあります。
それは、実務経験のないカウンセラーが、1日も早く稼げるようになるためには、やるべきことと、やってはいけないことが明確にあるということです。
この記事では、私自身の失敗経験と成功事例をもとに、実務経験のないカウンセラーがすべきことをお伝えします。
まずは所有資格の価値を知ること、単発カウンセリングの罠、無料相談の正しい進め方、そして支援学の概念まで、具体的にお話しします。
この記事を読んで、あなたが1日も早く有料での相談ができるスキルを身につけ、自営業のカウンセラーとして軌道に乗るための参考にしてください。
まとめ
所有資格の価値を知る
カウンセリング業を営む上で、資格は「怪しさ」を払拭するために役立ちます。
ただし、カウンセラー資格にはさまざまな種類があり、国家資格や高難易度の民間資格でないと公的には評価されにくい現状があります。
顧客は、商品やサービスを購入する際に所持資格を詳細に調べるため、資格の価値を理解することが重要です。
以下の資格を持っていない場合、基本的には公的に認められていない資格だと自覚しておいた方が良いでしょう。
ハローワークに求人がある資格
- 臨床心理士
- 公認心理師
- 精神保健福祉士
- 社会福祉士
- キャリアコンサルタント
- 産業カウンセラー
これらの資格がないと、求人もほぼ存在しないと思われます。
また、資格が公的に認められているか、社会的に認知されているかを確認する一つの基準として、ハローワークの求人情報をチェックすることが有効です。
2025年12月現在、ハローワークの求人数は全国で約120万件あり、最も求人数が多い公的な求人サイトです。
気になる場合は、ハローワークインターネットサービスの詳細検索で所持資格やキーワードで検索してみてください。
私自身、多くの公的機関やハローワークでの就労経験がありますが、先に挙げた資格以外を持っている方を見たことがありません。
また、これらの資格を持っている場合、開業するよりも企業に雇用される方が労力が少なくて済むことが多いです。
雇用されることで職務に専念でき、クライアントとの面談がゼロの日でも給与が支払われます。
一方、開業カウンセラーは集客に追われ、顧客がゼロの場合には収入が発生しません。
軌道に乗るまでは常に焦りや不安と戦うことになります。
このブログにたどり着いた方々は、おそらく上記以外の資格を持っている方が多いと思います。
まずは「怪しい」「信頼性に欠ける」と思われる可能性を理解し、その印象をどう払拭していくかを考えることが重要です。
私の失敗経験
私がこのようなことを口酸っぱく言うのは、2009年に受講した心理カウンセラー養成講座の資格が、世間では全く通用せず、門前払いを受けた経験があるからです。
ハローワークやIndeedなどにもその資格の求人はなく、その後も無理に抗おうとしたものの、労力の無駄でした。
それよりも、世間からどう見られているか、どのように評価されているかを客観的に受け入れ、その評価を基に集客戦略を考える方が生産的で現実的です。
結果的に早く収益化することができます。
そのため、私たちは一般的な集客コンサルタントのように、何でも適当に全肯定したり、耳障りの良いことだけを言ったりするつもりはありません。
世間と解離した思考では、いつまで経っても軌道に乗ることはないからです。
単発カウンセリングの罠
私たちは、自営業のカウンセラーに、単発のカウンセリングをメインにしないように伝えています。
その理由は明確です。
月収30万円を稼ぐのが非現実的だからです。
単発カウンセリングの現実
例えば、1時間6000円のカウンセリングを提供したとします。
会社員の給与の最低ラインである、月収30万円を稼ごうとしたら、月間に50人の面談をしないといけません。
また、これは売上のみです。
手取りで30万円を得ようとしたら、税金・保険関係を考慮し、40万円ほどの売り上げが必要であり、月間で70人ほどの面談をしないといけません。
これらの顧客を毎月、民間のカウンセラーが集客するというのは、あまりにも現実的ではありません。
すべきこと:長期的なサービスを提供する
ですので開業しているカウンセラーには、単発ではなく、数か月単位でのコースでのサービスを提供するようにお伝えしています。
サービスの作成については、私の過去記事を参照にしてもらいたいのと、実際にRe:flecの講座ではサービス作成の支援を行います。
ただ、右も左もわからないし、何をすればわからないという人は、まず無料相談でも良いのでモニター募集という形で実務経験を積むべきです。
私の失敗例:無料相談と「聴かせて屋」
無料相談でモニター募集:グリーでの経験
私が養成講座を修了したのは2010年です。
当時はまだSNSが発展しておらず、オンラインでの面談も主流ではありませんでした。
そのため、私はグリーというサイトでメール相談を100人ほどしました。
その時は、ひたすら携帯が鳴り続け、大変でした。
また、無料の相談だと、ただ話を聞いて欲しいだけのかまってちゃんも多く、ただの話し相手を求めている人も少なくありませんでした。
また、真夜中に「今から⚪︎にます」みたいな連絡も結構来て、気が気じゃなかった記憶があります。
無料相談で来るお客さんは、はっきり言って質は良くありません。
リジェネの無料相談の位置づけ
ちなみに、リジェネは初回50分の無料相談をしていますが、これはバックエンド、つまり提供するサービスが高額だからです。
私たちのサービス購入までのプロセスは以下の通りです。
まず、ブログで問題解決法を提案し、それを読んだ読者から共感を得ます。
記事を読んだ読者が「ここなら私の問題を解決してくれるかも」と思い、無料相談をします。
その場では、クライアントに起こっている問題を整理し、さらに問題点や改善方法などを提案し、具体的に改善に至るまでのプロセスを説明します。
これは、医者なども行う、インフォームドコンセントというもので、例えば、がんの治療であれば、抗がん剤治療をすると、こういう副作用があるなどを説明するプロセスです。
それらを私たちもデメリットも含めて説明します。
それらを聞いて納得してもらった上で本契約に繋げるのが初回面談の目的です。
なので、単に単発のカウンセリングをするのとは違います。
このプロセスをざっくり言うと、クライアントの悩み、つまり主訴を掴むのと、その主訴の解決法を伝える、次にクロージング、つまり契約に繋げるのが、初回面談の流れです。
この内容は、今回の内容からは少しズレますが、開業カウンセラーには一番重要なプロセスです。
だって、契約してもらえないと一円も入ってこないのですから。
失敗例:「聴かせて屋」時代
さて、話を戻します。
NPOが潰れた後、私は卒業生と2人で自営業でのカウンセリングをしていました。
その時は、集客の知識がなく、広義のカウンセリング「何でも聞く」という心理カウンセリングをしていました。
屋号は「聴かせて屋」と名乗り、事務所やカウンセリングルームもなかったため、会議室や催事などのイベントに出展しては、ワンコイン、つまり500円で30分のカウンセリングをしていました。
当然ながら、ターゲットも絞れておらず、怪しいため、お客さんは滅多に来ません。
来たとしても、ただ聴いて終わりという散々なものでした。
これは完全な失敗例です。
企業で実務経験を積む
失敗を繰り返していた私は、このままではダメだと思い、企業に雇われて実務経験を積むことにしました。
民間や公的機関問わず、様々な現場で実務経験を積みました。
しかも、敢えて重めのクライアントがいる職場を選び、修行も兼ねて行きました。
毎日8人の面談をこなして、何年もこなして、ようやく体で覚えた感じです。
養成講座で学んだことと、実際の現場での対応は全く違います。
教科書通りにはいきません。
生のクライアントと向き合い、試行錯誤しながら、対応力を身につけていきました。
この経験が、後にリジェネを立ち上げる際の大きな財産になりました。
Re:geneを立ち上げ
このような失敗体験を活かし、マーケティングを勉強した上で、2015年にリジェネを立ち上げました。
ちなみに、リジェネは最初から無料相談はしていません。
その理由は、ターゲットが明確であり、サービス内容やプロセスも決めた上で開始したからです。
「聴かせて屋」時代は、何でも聞くという広義のカウンセリングで、ターゲットも絞れていませんでした。
でも、リジェネは違います。
モラハラ解決に特化し、ターゲットを明確にし、長期サービスを提供する形で立ち上げました。
その結果、リジェネは2015年から現在まで10年間、事業を継続することができています。
NHK、週刊文春、Abema、産経新聞など、多くのメディアにも取り上げられました。
この成功の鍵は、ターゲットを明確にし、自分の武器を理解し、長期サービスを提供したことです。
自分が出来ることを理解する
ここで言いたいのは、経験を積む上で無料相談をするのは良いのですが、私の失敗例のように、とりあえず何でもかんでも相談を受けるのではなく、自身の提供できるサービスを作った上で、その内容についての発信を行い、ターゲットに該当する人だけを対象にすることをお勧めします。
これは支援学に基づいた考え方です。
私はこの15年以上、様々な現場で支援をしていましたが、この概念を知らないカウンセラー、または対人支援職の人が多いことに驚きます。
支援関係の基本の考え方
支援関係というのは、まず、自分自身が相手に何ができるのかを理解していないといけません。
要は、自分の武器が何なのかを理解していないといけないのです。
その上で、相手がこちらにして欲しいこと、つまり主訴を聞き、その上で、カウンセラー側が支援ができるのであれば、支援開始の合意になります。
反対に、相手が求めているものが、こちらの支援対象外であれば、断るか、もしくはリファー(紹介)しないといけません。
この考えが抜けている人が、実は自営業のカウンセラーには多いのです。
具体例:婚活カウンセラーの場合
例えば、婚活のカウンセリングをしていたとします。
婚活がうまくいかない要因を聞くと「女性を目の前にすると緊張する」「動悸が激しくなり、言葉が出なくなる」などと言われました。
この場合、彼が困っているのは、婚活の問題というよりは、あがり症、もしくはパニック障害、女性恐怖症などの改善などになります。
その場合、恐らく、婚活カウンセラーが支援できる範疇ではありません。
精神科などで精神安定剤を貰ったり、認知行動療法などが必要な場合もあります。
それらを、支援者側は見抜く必要があります。
リファー先を持つことが親切
また、支援対象外だとクライアントに伝えても、クライアントは「じゃあ、どうすれば良いのかわからない」と路頭に迷います。
その場合は、リファー先、つまり提携先を持っている方が親切です。
ちなみに、リジェネの場合は、提携先の弁護士が何人かいます。
明らかに離婚した方が良い場合は、弁護士を紹介するようにしています。
無料相談の正しい進め方
ここまで読んで分かったと思いますが、実務経験のないカウンセラーは、無料相談で経験を積むべきです。
ただし、私の失敗例のように、何でもかんでも相談を受けてはいけません。
まず、自分のサービスを決めて、ターゲットを明確にしてください。
その上で、そのターゲットに該当する人だけを対象に無料相談をするのです。
なぜなら、ターゲットが曖昧なまま無料相談をしても、実力がつかないし、カウンセリングのスキルも上がらないからです。
結果的に、収益に繋がりません。
無料相談の目的は、1日も早く有料での相談ができるスキルを身につけることです。
養成講座と現場との違いを体で覚え、生のクライアントに対応できる実践力を身につけてください。
そして、自分の武器を理解し、支援できるかどうかを判断できるようになってください。
これが、実務経験のないカウンセラーが、1日も早く稼げるようになるための正しい道筋です。
Re:flecでは、現実的な起業計画を一緒に作ります
私たち夫婦が運営するRe:flec(リフレク)は、ひとり起業を目指す人のためのビジネススクールです。
私たちは、2015年からRe:gene(リジェネ)というモラハラ解決専門の事業を夫婦で運営してきました。
その10年間の経験を活かして、2024年にRe:flecを立ち上げました。
私は発達障害がありますが、自営業を続けることができています。
妻は喘息持ちで虚弱ですが、10年間事業を継続してきました。
私たちの事業は、NHK、週刊文春、Abema、産経新聞など、多くのメディアにも取り上げられました。
私たち自身が、何年も迷走し、失敗を繰り返しながらも、自営業を続けてきた実績があります。
だからこそ、同じような課題を抱える人たちのサポートができると考えています。
Re:flecでは、こんな方を対象にしています:
- カウンセラー、コンサルタントになりたての人
- 発達障害、もしくはその傾向があり、会社勤めがしんどい人
- 体が弱くて虚弱なため、フルタイム勤務が難しい人
- 対人関係が苦手で、ひとりで仕事をしたい人
- これらに当てはまらないが、単にひとり起業をしたい人
Re:flecでは、現実的な起業計画を一緒に作ります。
24時間の過ごし方を一緒に考え、目標を一緒に設定し、無理なく続けられる計画を一緒に立てます。
一人では漠然としていたものが、一緒に作ることで具体的になります。
一人では続かなかったものが、一緒にやることで継続できるようになります。
もし、あなたが起業を考えていて、でも計画の立て方が分からない、一人では続けられない、と感じているなら。
私たちと一緒に、現実的な起業計画を作りましょう。
この記事を書いた人
経験と専門性
- 夫婦でモラハラの問題を克服した専門家
- ASD・ADHDの混合型診断済み
- モラハラ加害者としての更生を実現
- 週刊文春オンラインで連載で加害者心理と更生過程を完全公開
臨床経験(2010年〜)
カウンセラーとして幅広い支援経験
- 公的機関での生活保護・生活困窮者自立支援
- 福祉施設での精神疾患・発達障害者支援
- うつ病の方の復職支援
- 元受刑者・薬物依存者への更生支援
- ひとり親・DV被害者相談
- 企業内パワハラ相談
- 自助グループ・セミナー開催
メディア掲載実績
新聞・雑誌掲載
- 週刊文春オンライン(2024年11月 3記事連載)
- 産経新聞(2021年9月)
- 神戸新聞 まいどなニュース(2021年3月)
- 中日新聞 ねぇねぇちょっと特別編(2021年12月)
- ウレぴあ総研 ハピママ(2023年7月 3記事掲載)
テレビ・ラジオ出演
- NHK「ほっと関西」(2021年11月出演)
- KBS京都「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」(2021年9月出演)
全国11媒体でモラハラ解決の専門家として紹介
まとめ
実務経験のないカウンセラーが、1日も早く稼げるようになるためには、やるべきことが明確にあります。
まず、所有資格の価値を理解すること。
ハローワークに求人がない資格は「怪しい」と思われることを自覚する必要があります。
次に、単発のカウンセリングをメインにしないこと。
月70人の面談をするのは非現実的です。
長期サービスを提供する形を作ることが重要です。
そして、多くのカウンセラーが知らない「支援学の概念」も重要です。
自分の武器を理解し、支援できるかどうかを判断し、支援対象外であればリファーする。
この基本を理解していないと、いつまで経っても軌道に乗りません。
無料相談をする場合も、ターゲットを決めた上で行ってください。
目的は、1日も早く有料での相談ができるスキルを身につけることです。
もし、あなたが起業で悩んでいたり、計画の立て方が分からないと感じた場合は、ぜひ私たちにご相談ください。
あなたのビジネスが一日でも早く軌道に乗るように、リフレクが全力でサポートさせていただきます。
些細なことでも構いませんので、一人で抱え込まずに気軽にご連絡くださいね。
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