開業カウンセラーが知っておくべき悩みの選び方

今回は、心理カウンセラーとして独立開業する際に、必ず知っておくべき悩みの選び方について説明します。

開業したてのカウンセラーが陥りがちなのは、ターゲットを絞らずにサービスを提供することです。

例えば、アメブロなどのブログで以下のような文言を掲載しても、検索に引っかかりにくいでしょう。

  • 「心理カウンセリング 1時間6000円」
  • 「あなたのお悩み、何でも解決いたします」
  • 「エンカウンターグループ」

なぜこれらが検索に引っかからないかというと、実際にこれらのキーワードで検索してみればわかります。

たとえば「心理カウンセリング」で検索すると、病院やクリニック、またはカウンセリング養成講座が上位に表示されるでしょう。

こうした状況では、医者がライバルになり、保険適用で安価にカウンセリングを提供しているため、実務経験の少ないカウンセラーが競り勝つのは、まず無理です。

また「エンカウンターグループ」という用語は心理学の専門家にとっては一般的ですが、一般の方には馴染みがありません。

そのため「エンカウンター」と検索するのは同業者か、エンカウンター(自助グループ)に一度でも参加したことがある人に限られます。

15年前の私も、ターゲットを絞らずにホームページを立ち上げ、心理カウンセリングのみのサービスを提供していましたが、全く集客できませんでした。

今なら理解できますが「心理カウンセリング」や「カウンセリング」という広義の単語だけでは、病院やカウンセリング養成講座が検索結果に表示されるだけで、あなたのホームページに辿り着くことは、まずありません。

開業カウンセラーが集客を成功させるには、広範なサービスを提供するのではなく、ある程度ターゲットを絞り、そのターゲットに必要とされるサービスを作り、専門性を持って問題解決を図ることが重要です。

そうしなければ、医者に勝つことは難しいでしょう。

ただし、「ターゲットを絞る」と言っても、具体的に何をどうすればよいのか戸惑うかもしれません。

そこで、WEBマーケティングの初歩として、まずは「人がどんな悩みに対してお金を払うのか」を理解することから始めていただければと思います。

今回も少し長くなりますが最後まで読んで頂ければ幸いです。

この記事はこんな方におすすめです

  • これから起業する方
  • 心理カウンセラーで起業したいがマーケティングが分からない方
  • 独立開業したが、なかなか集客に結びつかない方

もくじ

  1. お金を払ってまで解決したい悩みを理解すること
  2. カウンセラーが取扱う悩みを理解する
  3. 顧客が検索するキーワードを理解する
  4. お金を払わない、少額しか払わない悩みやキーワードの事例
  5. 世間の悩みを知りたい場合
  6. リスティング広告の検討
  7. まとめ

お金を払ってまで解決したい悩みを理解すること

商品作りにおいて最も重要なのは、世の中の人々が「どんな悩みならお金を出して解決したいと思うか」を理解することです。

ここで言うお金は、500円や3000円といった少額ではありません。
少額では、開業カウンセラーとして生活していくのは困難です。

仮に、あなたが現在会社員で1ヶ月に30万円稼いでいるとします。
その場合、1回500円のエンカウンターグループ運営では、月に600人の集客が必要になります。

また、1時間3000円のカウンセリングでも100人の集客が必要です。

それが現実的でないことは明らかです。

まずは月収30万円を目指すなら、最低でも顧客に月に3万円は払ってもらうサービスを作る必要があります。

サービスの作り方は後日説明しますが、その基準で考えると「3万円を払ってでも解決したい悩み」を基準にすることが重要です。

カウンセラーが取扱う悩みを理解する

ちなみに、人は快楽を追求し、苦痛を避けるためにお金を払って解決しようとします。

この基本的な心理は、マズローの欲求階層説や行動経済学においても説明されています。

たとえば、快楽を追求する場合、快適さや幸福感、満足感を得るために趣味や娯楽、贅沢品にお金を費やします。

旅行や高級レストランでの食事、エンターテイメントへの投資がその例です。

一方、苦痛からの回避のためには、身体的・精神的な苦痛を和らげるために、病院やカウンセリング、セラピーを受診したり、弁護士に法的なトラブルの解決を依頼することが典型的な例です。
我々はカウンセラーですので、サービス内容はこの「苦痛からの回避」や「問題解決」を提供することに焦点を当てるべきです。

カウンセラーが取り扱う悩みの事例

  • モラハラ、パワハラ、DV
  • 発達障害、パートナーの発達障害、子どもの発達障害
  • 子どもの不登校、子どもの癇癪ギレ
  • うつ病、適応障害、産後うつ
  • 離婚、浮気、不倫、復縁、セックスレス
  • 婚活、子連れ再婚、ステップファミリー、妊活、高齢出産、熟年婚活
  • 毒親からの解放
  • 夫婦関係の修復
  • 人間関係の悩み
  • パニック障害、摂食障害、不安障害
  • PTSD、トラウマ、あがり症
  • アルコール依存症、ギャンブル依存症
  • 醜形恐怖症
  • ワキガ、ED、薄毛、抜け毛

顧客が検索するキーワードを理解する

顧客が検索しないキーワードの事例

  • 箱庭療法
  • 夢占い
  • 来談者中心療法
  • 催眠療法
  • エンカウンターグループ
  • NLP
  • 人生脚本など

これらは、悩みではなく、カウンセラーが顧客の問題を解決するための手法や技法にすぎません。
これらの単語で検索をする人は、カウンセラー養成講座を受講したい人か、同業他社に限られます。

顧客は、自分の悩みについてのみ検索を行います。

例えば、我々、モラハラ解決屋のリジェネのサイトに辿りつく人は、

「モラハラ夫 発達障害」「モラハラ夫 怒鳴る」「モラハラ夫 話し合いできない」などです。

ですので、顧客の悩みと手法や技法を混同しないことが重要です。

最後に、これらの悩みの中で「3万円を払ってでも解決したい悩み」が何かを見極める必要があります。

また、あなたが、どんな悩みであれば、問題解決ができるのかを考えていく必要があります。 

お金を払わない、少額しか払わない悩みやキーワードの事例

検索件数はあるけれど、実際にお金を払ってまで悩みを解決しようとは思わないものも存在しています。

例えば、ママ友での悩みであれば「線引きをする」「子どもと自分の交流を分ける」「子が成長すれば環境が変わる」「学年が変われば変わる」という時間が解決してくれる部分が多い悩みです。

また、「性格改善」や「自分軸」というようなフレーズは、結局のところ何を示しているのか分からない漠然としたものです。

このような漠然とした悩みというのは、まだ深堀されていない状況ですから、ここから検索して悩みを言語化して「これだ!」と思うカウンセラーに出会っていく入口のようなものです。

精神科や有名人ブログなど色々なものに派生する可能性が高い、他社へと流出してしまう可能性も高いフレーズということです。

ご自身が出版していて有名でもない限りは、このようなフレーズをビジネスの根幹に使うのは避けましょう。

このフレーズ単体では弱いですが、ブログ記事の中でフレーズとして使う分には非常に使いやすい汎用性の高い単語ですから良いと思いますよ。

悩みやキーワードの事例

  • 愚痴
  • 自分探し、なりたい自分になれる、自分らしい生き方
  • 自分軸
  • 傾聴、聴くだけ
  • 心が軽くなる
  • 性格改善
  • 他人に振り回されない
  • ママ友の悩み
  • 出会ったことがない自分に出会える場

参考資料とツール

世間の悩みを知りたい場合

「Yahoo!知恵袋」「発言小町」「旦那デスノート」などを参照すると良いでしょう。

これらのサイトには、さまざまな悩みが集まっています。

悩みがどのように検索されているか知りたい場合は「ラッコキーワード」などのツールを使用すると便利です。

これらのツールを使うことで、特定の悩みがどのようなキーワードで検索されているかがわかります。

検索件数やボリュームを知りたい場合は「Googleキーワードプランナー」や「アラマキジャケ」などのツールがありますが、これらは有料版でないと具体的な数字が表示されません。

気になる方は参考にしてみてください。

 気になるキーワードがあるなら、GoogleやYahoo!で直接検索し、検索結果の件数を確認するのも良い方法です。

これは地道ですが、確実な方法です。ちなみに、私自身も自分のブログの検索順位を毎日チェックしています。

広告についての考察

リスティング広告の検討

 Yahoo!やGoogleにお金を払って広告を検索結果の最上位に表示するリスティング広告もありますが、これはある程度サービスが整い、ブログ記事の数が揃ってからでないと効果を発揮しにくいです。

そのため、初年度はリスティング広告は不要と考えられます。

リスティング広告の注意点

リスティング広告はクリック数に応じて料金が発生しますが、私たちの提供するサービスは高額であり、見込み客が何度もブログを訪れることが多いです。

これ自体は良いことですが、リスティング広告とは相性が悪く、結果的に費用がかさむ可能性があります。

推奨される広告手法

私たちが推奨するのはリスティング広告ではなく、メディアへのプレスリリースに費用をかけることです。

こちらの方が、新聞、テレビ、ラジオなどからの取材が来る可能性が高まり、結果的に集客につながるからです。

まとめ

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

今回の内容を参考にして頂き、あなたの集客に役立てて頂ければ幸いです。

もし少しでも疑問を感じたら、まずは私たちにご相談ください。

あなたのビジネスが一日でも早く軌道に乗るために、私たちリジェネはサポートさせていただきます。

まずは、些細なことでも結構ですので一人で抱え込まずに気軽にご相談してくださいね。

現在、LINE登録をして頂くと初回特典として、無料相談を1回(50分)プレゼントしておりますので、まずはお友達登録からお願い致します。お待ちしております。

スタートアップコースはコチラ

MAIL

info.reflec.ota@gmail.com

記事が気に入ったらシェアしてね!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です