起業初心者が失敗する理由|稼げるまで仕事は辞めないこと
「資格を取ったら、お客さんが来るはずだ」
私も、そう思っていました。
2009年、心理カウンセラー養成講座に6ヶ月通い、資格を取得しました。
講座では、カウンセリングのスキルを学び、ロールプレイングで実践を積みました。
同じ志を持つ仲間たちと切磋琢磨し「これで私もプロだ!」と自信に満ちていました。
でも、現実は全く違いました。
2010年、10人ほどの有志でNPO法人を立ち上げ、事務所を借りました。
簡単なホームページを作れば、お客さんが来ると信じていました。
でも、来ませんでした。
毎日事務所に集まって「今日も誰も来なかったね」と言い合う日々。
1年後、家賃が払えず、事務所を撤収しました。
あの時の撤収作業の虚しさは鮮明に覚えています。
その後も、養成講座の仲間と2人で事業を立ち上げようとしました。
会社員を続けながら、30分500円のカウンセリングをフリマでやったり、会議室を借りて「しゃべり場」を開いたり。
でも、集客やマーケティングを全く理解していなかったため、お客さんはゼロ。
迷走し続けました。
「なぜ、誰も来ないんだ?」
私は、何年も答えが分かりませんでした。
でも、今は違います。
2015年、妻と共にRe:gene(リジェネ)というモラハラ解決専門の事業を立ち上げ、10年間継続してきました。
NHK、週刊文春、Abema、産経新聞など、多くのメディアにも取り上げられました。
何年も迷走した私が、なぜ成功できたのか?
それは、失敗から学んだ教訓を実践したからです。
この記事では、なぜ「稼げるまで仕事は辞めてはいけないのか」を、私自身の失敗経験と成功の教訓を交えてお伝えします。
もくじ
- なぜ会社を辞めてしまうのか?
- 集客には時間がかかる
- SNS・Web発信が苦手な理由
- 集客・マーケティングは誰も教えてくれない
- お金の心配がクリエイティブ作業を妨げる
- 収入が安定するまでは仕事は辞めないこと
- 安定収入の基準
- 月30万円稼ぐための設計
- まずは副業で無理なく続けること
- リスクマネジメントを考える
- 交際費は削らないこと
- 石橋を叩いて渡るくらいでいい
- まとめ
なぜ会社を辞めてしまうのか?
カウンセラー、コーチ、コンサルタントが陥るのが、養成講座を受講している時が、一番やる気になっているという点です。
実務を経験しておらず、ロールプレイングしかしていないから、それだけで上手くいくと思っています。
同級の人たちもやる気に満ち溢れていると、私が失敗したように、何人かで集まってやれば何とか稼げるんじゃないかと思い、NPO法人を立ち上げて事務所を借りてしまいます。
- 「みんなでやれば大丈夫だろう」
- 「ホームページを作れば、お客さんが来るだろう」
でも、現実は違います。
私たちのNPO法人は、対象者が1ヶ月に1人来るか来ないかという状況になり、事務所の家賃が払えず、1年で立ち退くことになりました。
一見、仕事を辞めて自営業に集中した方が、当然ながら時間を自営業に全振りできるし、成功は近そうに思えます。
これは、そうだとは思います。
でも、最初の収入を得るまでは時間もかかるし、それらが軌道に乗る、つまり収入が安定するには、さらに時間がかかると思っておいて欲しいのです。
これは、実体験から言っています。
集客には時間がかかる
ひとり起業にしても、集客活動をしても、今から始めたとして、例えば、WEBでブログを書いても、YouTubeやインスタ、Xで発信を続けたとしても、どんなに早くても最初の顧客が来るまでには、体感として最低3〜6ヶ月はかかります。
仮に仕事を辞めて失業保険があるから大丈夫と言ったとしても、期間は大体3〜6ヶ月位だと思います。
この期間で、安定収入を得るのは、難しいのです。
ブログ記事をアップしたとしても、Googleに反映されるのは3ヶ月が目安と言われています。
YouTubeの動画を作るにしても、台本も必要だし、撮影方法を学ぶのも必要ですが、撮影機材から揃えないといけないし、その費用も嵩みます。
それを、失業後にギリギリの生活から捻出するのは、精神的にキツいと思います。
また、営業やビジネス交流会などの参加費用や、必要な知識があるなら、セミナーや講座、または本の購入費用も必要になるなど、起業の初期は何かとお金が飛んでいくのです。
SNS・Web発信が苦手な理由
また、基本的に起業初心者は、SNSやWebでの発信が苦手です。
それは、当たり前と言えば当たり前。
経験がないからです。
また、SNSを1つ取っても、インスタとXでは、全く発信方法が違います。
それらのコツを掴むまでも、6ヶ月は平気でかかると思います。
コンサルタントの人は、自分の専門分野の解決法を発信はできるし、講師ができる人も多いですが、カウンセラーの人は、何を発信したら良いかわからないと思います。
カウンセラーであっても講師ができるレベルなら良いですが、実務経験のない新米カウンセラーは、面談の場面で話を聞くことはできますが、誰かに指導できるレベルではありません。
基本的に、独立したコーチ、コンサル、カウンセラーなどが発信する内容は、クライアントの問題に対して解決できる方法を発信し、その記事を読んだ読者が「この人(先生)であれば、私の問題を解決してもらえる」と共感をし、あなたのサービスを購入するという流れです。
でも、新米カウンセラーは、その「解決法」を発信できないのです。
集客・マーケティングは誰も教えてくれない
学校を出たばかりのコーチ、コンサル、カウンセラーは、講座で習ったスキルはあります。
でも、集客、マーケティングについては素人同然です。
だから、一から集客方法について学ばないといけません。
でも、何を学べば良いのでしょうか?
SEO、SNSアルゴリズム、ライティング、ターゲティング、ポジショニング、ホームページの作り方、営業のやり方。
学ぶべきことは山ほどあります。
私自身、SEOやアルゴリズムは未だにわかりません。
ライティングも習慣化できるまで、めちゃくちゃ大変でした。
毎日、仕事帰りにカフェで3時間作業していましたが、発達特性もあり、会社での脳疲労と何を書いて良いかわからずでフリーズし、1年間でわずか1記事しか書けなかったという経験があります。
また、最初からターゲットやポジショニングを明確にできるとも思いません。
私は、NPO解散の後、2人で事業をしていたと言いましたが、妻とリジェネを立ち上げる前に、実は妻と一緒に集客講座に6ヶ月通っています。
40万円も払って。
ただ、その講座はテキストは豊富だったものの、小手先のテクニックばかりだったので、全く集客できませんでした。
その講座のコンサルからは、最初は夫婦関係のカウンセラーをするように言われ、少し広義でライバルが多いからと、次に婚活専門カウンセラーをするように言われました。
でも、私たちは恋愛結婚で婚活の経験がないため、全く知識もなく、対象者に共感もできませんでした。
だから、私たちが自発的に苦肉の策として、当時はかなりニッチであった、モラハラ解決に特化した事業を立ち上げたのです。
また、営業のやり方やホームページの作り方、私たちのサイトはWordPressですが、これらは、その講座でも教えてもらえず、自分たちで一から調べました。
WEBデザイナーの知人に聞いたり、ビジネス交流会に何度も参加しました。
ビジネス交流会では、妻が女性だからと何度もバカにされたり、足元を見られたりしました。
企業でのセミナーを開催すると言っていた人が、突然失踪したりもしました。
このような苦い経験をしながら、それでも歯を食いしばりながら、体で身につけてきた方法論です。
これだけのことを学ぶのに、何年もかかりました。
そして、今でも学び続けています。
起業初心者が、これらを一から学びながら、同時に集客をして収入を得るのは、非常に難しいのです。
お金の心配がクリエイティブ作業を妨げる
ブログやSNS、YouTubeなどでの発信作業は、かなりクリエイティブな作業です。
私は発達特性もあり、未だに苦手な作業ですが、カウンセリングの時と違う、脳の部位を使う感覚であり、心身ともに疲弊しやすい作業です。
このクリエイティブな作業は、脳のリソースに余裕がないとできません。
クリエイティブな作業をしているときに、お金の心配や、お客さんが来ない焦りや不安などがあると、とてもじゃないが作業に没頭はできないと思います。
結果的に、文章が書けなかったり、タスクが達成できなくなり、どんどん焦っていくばかりで、一向にお客さんが来ず契約が取れないと、将来への不安ばかりが大きくなり、メンタルが安定しません。
お客さんが来たとしても、落ち着いて支援ができないと思います。
それくらい、集客という作業は神経がすり減るのです。
これは会社員時代には絶対に味わわないストレスだと思います。
会社員であれば、月給制であれ時給制であれ、最悪、とりあえず会社に休まずに行けば最低限の給与の保証があります。
自営業は、それが全くないのです。
この違いは、かなり大きい。
そして、さらに致命的な問題があります。
生活に困窮している人が、他人の悩みなんか聞けません。
だって、自分の問題が解決していないのですから。
カウンセラー、コーチ、コンサルタントという仕事は、人を支援する仕事です。
人を支援するのは、体力、気力に余裕がないとできるものではありません。
ギリギリの精神状態でできるような、仕事ではないのです。
お金の心配、生活の不安を抱えたまま、クライアントの悩みに寄り添うことなど、できるはずがありません。
ですので本当に収入が安定するまでは、兼業で週末だけでも構わないので、仕事は辞めないことです。
石橋を叩いて渡るくらいで丁度良いのです。
収入が安定するまでは仕事は辞めないこと
だから、本当に収入が安定するまでは、兼業や週末だけでも構わないので、仕事は辞めないことです。
石橋を叩いて渡るくらいで丁度良い。
安定収入の基準
では、「安定収入」とは、どのくらいでしょうか?
私は、最低6ヶ月間、連続して稼げることを目安にしています。
金額の基準としては、自分が会社員として稼いでいた額を目安にするように言っています。
カウンセラーは、雇われだとそんなに稼げる仕事ではないので、月30万円を目安にしています。
月30万円稼ぐための設計
月30万円を稼ぐためには、サービス内容、単価、支援期間なども現実的に考える必要があります。
例えば、Re:geneの場合、単発のカウンセリングもありますが、基本的には3〜6ヶ月間のコースでの支援がメインです。
単価3万円のサービスなら、月10人の顧客が必要です。
単価10万円のサービスなら、月3人の顧客が必要です。
これを具体的に考えます。
まずは副業で無理なく続けること
私の場合は、毎日続ける方がモチベーションも維持できると思っているので、仕事が終わった後、週末、休日などを作業に充てるように伝えています。
昨日の記事「生きのびるための事務」でも説明しましたが、24時間の過ごし方は具体的に、且つ、無理なく継続できるタスクを考えた方が良いです。
あまり無理をすると体を壊し、私のように倒れて寝たきりになる場合があるので。
リスクマネジメントを考える
仮に6ヶ月間、安定して収入が入ってきたとしても、7ヶ月目から収入が途絶えることもないとは言えません。
その際の次の一手なども考えておくべきです。
具体的には、サービス内容を増やしたり、キャンペーンを行って販促をしたり、セミナーを開始したり、あらゆるリスクマネジメントを考えておくべきだと思います。
交際費は削らないこと
また、仕事をする上で、会いたい人、会っておいた方が良い人がいた場合、収入がないと、その交際費を削ろうとします。
それによって新たな仕事の機会を逃したり、何せフットワークが重くなるのです。
これも、どう考えても良くないと思います。
石橋を叩いて渡るくらいでいい
起業初心者、特にカウンセラー、コーチ、コンサルタントが陥る罠は「資格を取ったらすぐに独立できる」と思い込むことです。
でも、現実は違います。
集客には時間がかかります。
最初の顧客が来るまで、最低3から6ヶ月。
SNSやWEBのコツを掴むまで、6ヶ月。
収入が安定するまでは、さらに時間がかかります。
その間、お金の心配があると、クリエイティブな作業に集中できません。
焦りと不安で、メンタルが崩壊します。
そして、生活に困窮している人が、他人の悩みを聞くことなどできません。
だから、本当に収入が安定するまでは、仕事は辞めないでください。
兼業で、週末だけでも構いません。
石橋を叩いて渡るくらいで、丁度良いのです。
Re:flecでは、現実的な起業計画を一緒に作ります
私たち夫婦が運営するRe:flec(リフレク)は、ひとり起業を目指す人のためのビジネススクールです。
私たちは、2015年からRe:gene(リジェネ)というモラハラ解決専門の事業を夫婦で運営してきました。
その10年間の経験を活かして、2024年にRe:flecを立ち上げました。
私は発達障害がありますが、自営業を続けることができています。
妻は喘息持ちで虚弱ですが、10年間事業を継続してきました。
私たちの事業は、NHK、週刊文春、Abema、産経新聞など、多くのメディアにも取り上げられました。
私たち自身が、何年も迷走し、失敗を繰り返しながらも、自営業を続けてきた実績があります。
だからこそ、同じような課題を抱える人たちのサポートができると考えています。
Re:flecでは、こんな方を対象にしています:
- カウンセラー、コンサルタントになりたての人
- 発達障害、もしくはその傾向があり、会社勤めがしんどい人
- 体が弱くて虚弱なため、フルタイム勤務が難しい人
- 対人関係が苦手で、ひとりで仕事をしたい人
- これらに当てはまらないが、単にひとり起業をしたい人
Re:flecでは、現実的な起業計画を一緒に作ります。
24時間の過ごし方を一緒に考え、目標を一緒に設定し、無理なく続けられる計画を一緒に立てます。
一人では漠然としていたものが、一緒に作ることで具体的になります。
一人では続かなかったものが、一緒にやることで継続できるようになります。
もし、あなたが起業を考えていて、でも計画の立て方が分からない、一人では続けられない、と感じているなら。
私たちと一緒に、現実的な起業計画を作りましょう。
この記事を書いた人
経験と専門性
- 夫婦でモラハラの問題を克服した専門家
- ASD・ADHDの混合型診断済み
- モラハラ加害者としての更生を実現
- 週刊文春オンラインで連載で加害者心理と更生過程を完全公開
臨床経験(2010年〜)
カウンセラーとして幅広い支援経験
- 公的機関での生活保護・生活困窮者自立支援
- 福祉施設での精神疾患・発達障害者支援
- うつ病の方の復職支援
- 元受刑者・薬物依存者への更生支援
- ひとり親・DV被害者相談
- 企業内パワハラ相談
- 自助グループ・セミナー開催
メディア掲載実績
新聞・雑誌掲載
- 週刊文春オンライン(2024年11月 3記事連載)
- 産経新聞(2021年9月)
- 神戸新聞 まいどなニュース(2021年3月)
- 中日新聞 ねぇねぇちょっと特別編(2021年12月)
- ウレぴあ総研 ハピママ(2023年7月 3記事掲載)
テレビ・ラジオ出演
- NHK「ほっと関西」(2021年11月出演)
- KBS京都「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」(2021年9月出演)
全国11媒体でモラハラ解決の専門家として紹介
まとめ
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
もし、あなたが起業で悩んでいたり、計画の立て方が分からないと感じた場合は、ぜひ私たちにご相談ください。
あなたのビジネスが一日でも早く軌道に乗るように、リフレクが全力でサポートさせていただきます。
些細なことでも構いませんので、一人で抱え込まずに気軽にご連絡くださいね。
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