カウンセラーのブログに必要な「本文の作り方」とは

今回は、カウンセラーのブログに欠かせない「本文の作り方」について解説します。
結論から言えば、ブログ本文はPREP法という型を使うことで、誰でも簡単に書くことが可能です。その具体的な理由を順を追って説明していきます。

前回は、カウンセラーの集客に欠かせない「プロット(目次)の作り方」について解説しました。
ブログの本文を書く前にプロット(設計図)を作成することで、結論がブレず、必要な情報だけを盛り込むことが可能になります。

この手法により、読者が記事を最後まで読み進めやすくなるのがポイントです。

さらに、見出しを簡潔かつ的確にすることで、読者の知的欲求を満たし、ストレスのない読みやすい記事構成を実現できます。
また、ブログ記事には本文以外にも「導入文」や「まとめ文」が必要である点にも触れました。

前回は導入文の型について詳しく解説したため、今回は本文の書き方に焦点を当てます。

まず、本文を書く前に以下の6つのポイントを整理しておくことが重要です。

本文を書く前の6つのポイント

  1. 自分の能力やスキルの棚卸し
  2. ライバルとの差別化とポジショニングの確立
  3. 見込み客の悩みやニーズの把握
  4. 独自の主張や価値観の明確化
  5. 見込み客のニーズを基にしたブログタイトルの作成
  6. プロットを作る

この段階で、プロット(目次)や見出しが完成していれば、あとはその内容を埋めていくだけです。

この作業がブログ本文を書くステップそのものになります。

プロットや見出しが顧客ニーズに応えられていれば、自動的に質の高い記事が書き上がるでしょう。

本文を書く際には、以下の3点を押さえると、ロジカルで読みやすい文章になります。

  1. PREP法に従って書く
  2. 中学生でも理解できる言葉を使う
  3. 読み手にストレスを感じさせない工夫をする

前回の「プロットの作り方」のブログで取り上げた「不登校の子どもへの正しい接し方とやってはいけない接し方」を事例に、具体的な本文の書き方を説明します。

まだ前回のブログを読んでいない方は、ぜひ、コチラも参考にしてください。
今回の記事には、集客に役立つ情報が詰まっていますので、ぜひ最後までお読みいただければ幸いです。

この記事はこんな方におすすめです

  • 起業に向けて準備中の方
  • カウンセラーの集客について知りたい方
  • ブログの書き方が知りたい方

もくじ

  1. PREP法とは
  2. PREP法の構成
  3. PREP法で本文を書いてみる
  4. 中学生でもわかる言葉を使うこと
  5. 難しい言葉は簡単な言葉に言い換える
  6. 造語や専門用語は使わないこと
  7. まとめ

PREP法とは

PREP法は、結論を最初に提示し、その根拠や具体例を述べた後、再度結論を繰り返す論理的な文章構成の型です。

この手法を使えば、ブログ記事をわかりやすく整理し、読者に伝わりやすい構成を作ることができます。

カウンセラーが書くブログ記事は、読者の悩みを解決するために長文になることが多いです。

しかし、結論が冒頭にないと、読者が途中で内容を見失い、記事を最後まで読んでくれない可能性があります。

PREP法を活用することで、論理的で読みやすい記事を作り、読者をスムーズにサービス(バックエンド)へとつなげられます。

PREP法は、読者にとってわかりやすく、説得力のあるブログ記事を書くために最適な手法です。

カウンセラーとしての専門知識や解決策を効果的に伝えるために、この手法を取り入れてみてください。

PREP法の構成

PREP法は以下の4つのステップで構成されています。

モラハラ解決の事例も交えて説明します。

① Point(結論・要点)

まず、カウンセラーのブログでは、最初に結論や要点を簡潔に述べることが重要です。

冒頭で結論を提示することで、読者に「これからこのテーマについて説明するのだな」と理解してもらうことが目的です。

例:「モラハラ加害者が変わるには言語化能力を高めることが非常に重要です」

② Reason(理由)

次に、その結論に至る理由や根拠を説明します。

読者は結論に対して「なぜそう言えるのか?」と疑問を抱くため、その問いに答える形で論理的に説明していきます。

例:言語化能力を高めることで、自分の感情を具体的に認識し、適切に処理することが可能になります。

感情を言葉にできると、自分の気持ちを整理でき、相手に対して冷静に対応する力が身につきます。

特に怒りやストレスといった感情は、言語化が不十分な場合、暴言や不適切な行動につながりやすく、関係性を悪化させる原因になります。

③ Example(具体例)

理由や根拠を示した後、読者の納得感を高めるために具体例やデータを用います。

具体例を提示することで、読者が結論をより深く理解できるようになり、主張の説得力も増します。

例:例えば、怒りの感情を抱えた際に「なぜ自分が怒っているのか」を考え、言葉にする習慣を持つとします。

このプロセスによって、感情の背景を冷静に見つめ直せるようになります。

実際に、あるクライアントは、感情を日記に書き出すトレーニングを行うことで怒りをコントロールできるようになり、パートナーへの態度が改善しました。

その結果、以前よりも円滑なコミュニケーションが取れるようになり、関係修復に成功しました。

④ Point(結論・要点の再確認)

カウンセラーのブログは長文になりがちなため、読者が途中で冒頭の結論を忘れてしまうことがあります。

最後に結論をもう一度述べることで、テーマに読者を引き戻し、主張をしっかり記憶に残してもらうことができます。

例:モラハラ加害者が言語化能力を高めることは、モラハラの解決だけでなく、パートナーとの信頼関係を構築するための第一歩です。

感情を適切に処理し、冷静に伝えられる力を身につけましょう。

PREP法で本文を書いてみる

前回の「プロットの作り方」のブログで取り扱った「不登校の子どもへの正しい接し方とやってはいけない接し方」の事例を元に、本文の書き方を説明していきます。

今回のプロット(目次)に含める内容は以下の通りです。

全ての見出しの本文を書くと巻物レベルに長くなりますので、今回は「不登校の子どもへのやってはいけない接し方」の「励まして褒めたりおだてる」について本文を書いていきます。

1. 不登校になる理由

2. 不登校の子どもへの正しい接し方

3. 不登校の子どもへのやってはいけない接し方

  • 原因や問題をしつこく追求する
  • 励まして褒めたりおだてる
  • 恐怖心を持たせて学校に行かせようとする
  • 先生に家庭訪問を依頼する
  • 「お願いだから学校に行って」と頼み込む

不登校の事例で本文を書く

① Point(結論・要点)

例:不登校のお子さんを励ましたり褒めたりおだてると逆効果になり、むしろ、不登校の期間が長くなりますので絶対に止めましょう。

② Reason(理由)

多くの不登校支援カウンセラーは「自己肯定感を高めるために褒めましょう」と主張しますが、これは子どもの意思や感情を無視している点が問題です。

不登校のお子さんの多くは「学校に行こうと努力しているが、行けない」という葛藤の中にいます。

その過程で「今日も行けなかった」という失敗体験を重ねることで、自信を失い、心のエネルギーが低下し「うつ状態」に陥る場合もあります。

そんな状況で「頑張れ」と励ますことや、過度に褒める行為は、むしろ子どもの自己否定感を強めてしまいます。

さらに、普段の態度との急激な変化は、子どもに恐怖や不安を与え、人間不信を助長する可能性があります。


③ Example(具体例)

例えば、普段は何でもズバズバ言うタイプの母親が、不登校になった子どもに対して突然、引きつった笑顔で「あなたは宝物だよ」と過剰に褒め始めました。

これに対し、子どもは「お母さんが変になった」と感じ、さらに心を閉ざしてしまいました。

また、ポジティブ思考に傾倒した母親が「生まれてきてくれてありがとう」と感謝を伝えたケースでは、子どもが「新興宗教に入ったのではないか」と恐怖を覚え、「僕のせいでママがおかしくなった」と自責の念を抱いてしまいました。

これらの行動は、子どもを励ましたり安心させるどころか、むしろ信頼を損なう結果を招きます。

さらに「とにかく褒める」アプローチを取る母親の中には、子どもの心情を無視して自分の価値観を押し付ける傾向が見られます。

これにより、子どもは「僕の意思や感情は理解されていない」と感じ、深い孤独感に陥ることがあります。

④ Point(結論・要点の再確認)

不登校のお子さんにとって、励ましや過度な褒め言葉は逆効果になりかねません。自然体で接し、子どもの意思や感情を尊重することが、心を開く第一歩です。

まずは焦らず、子どもが安心できる家庭環境を整えていきましょう。



いかがでしょうか?

PREP法を使うことで、論理的な文章構成になり、全体的に引き締まった説得力のある文章になっていると感じると思います。

ぜひ、あなたの、カウンセラーとしての専門知識や解決策を効果的に伝えるために、この手法を取り入れてみてくださいね。

中学生でもわかる言葉を使うこと

「中学生でもわかる言葉を使うこと」という説明は、ブログ記事を書く時によく見かけるフレーズです。

なぜ「中学生」なのかというと、明確な定義はありませんが、おそらく義務教育を受けている人々を指す意味です。

つまり「世の中の人々、全員が理解できるように、読者の頭にすっと入る簡単な言葉を使いなさい」という意図だと思います。

この定義に基づくと、日常的に使われている言葉や耳慣れた言葉が該当するでしょう。

また、今の時代、人々は本を読まず、情報収集の方法としてスマホを利用することが主流です。

そのため、文字を読む耐性が弱まり、スマホユーザーの多くは流し読みをすることで読解力が低下しています。

少しでも意味がわからないと感じると、読者は記事から離れてしまいます。

このような理由から、専門用語や難しい言葉は避けるべきだということです。

難しい言葉は簡単な言葉に言い換える

例えば一般的な単語と、その言い換え例です。

一般的な単語の言い換えの事例

  • 「ラグジュアリー」→「高級」
  • 「推奨」 → 「おすすめ」
  • 「自粛」 → 「控える」
  • 「迅速」 → 「すぐ」
  • 「多様性」 → 「いろいろな種類」
  • 「概念」 → 「考え方」
  • 「多角的」 → 「いろんな角度から」

カウンセラーやコーチが使いがちな、わかりにくい単語とその言い換え例を挙げます。

カウンセラーやコーチが使いがちな単語の言い換えの事例

  • 「アセスメント」 → 「評価」
  • 「エンパワーメント」 → 「力を与える」
  • 「フィードバック」 → 「意見」
  • 「コンフリクト」 → 「対立」
  • 「インサイト」 → 「気づき」
  • 「リフレーミング」 → 「見方を変える」
  • 「コミットメント」 → 「約束」
  • 「アジェンダ」 → 「 議題」

次に、自己啓発系の人が使いがちな単語とその言い換え例を挙げます。

自己啓発で使う単語の言い換えの事例

  • 「自己実現」 → 「自分の夢をかなえる」
  • 「イニシアティブ」 → 「先頭に立つこと」
  • 「シナジー」 → 「相乗効果」
  • 「プロアクティブ」 → 「積極的に行動する」
  • 「フィロソフィー」 → 「考え方」
  • 「パラダイムシフト」 → 「考え方の大きな変化」
  • 「ブレインストーミング」 → 「アイデアを出し合うこと」
  • 「ネットワーキング」 → 「人脈を作ること」
  • 「マインドセット」 → 「考え方」
  • 「ライフハック」 → 「生活のコツ」

これらの言葉は、カウンセリングやコーチ、コンサルなどがよく使う単語ですが、一般的には浸透している単語ではなく理解しづらいため、簡単な言葉に言い換えることで、誰にでも伝わりやすくなります。

造語や専門用語は使わないこと

カウンセラーやコーチ、コンサルにありがちな造語や当て字・専門用語について、以前「開業カウンセラーのプロフィール・肩書きの作り方」のブログでもお伝えしましたが、改めてお話しします。

これらの言葉や単語は独自色が強く、言い換えが難しいため、使用しない方が良いでしょう。

また、SEOの観点からも、一般の人には聞き慣れない言葉や造語は検索される可能性がほとんどありません。

さらに、造語や当て字を使用することで、読者が完読に至らないだけでなく「誤字が多い」「漢字を知らない人」と評価されるリスクがあります。

加えて、怪しさや胡散臭さを強調し、キラキラ起業家と同じような社会的評価を受けてしまう恐れもあります。

その結果、せっかく良い内容の記事を書いていても信頼を損なう可能性があるため、使用しない方が賢明でしょう。 

ただし、論文や心理書などから専門用語を引用し、どうしてもそのまま使用したい場合は「()」などで簡単な説明を補足する工夫をすると、読者の理解が深まりストレスが軽減されるため効果的です。

造語の事例

造語

  • 心の花
  • 四次元カウンセリング
  • 夢咲案内人
  • 魂覚醒カウンセラー
  • 審美眼覚醒
  • 自分軸ライフナビゲーター
  • 令和の坂本龍馬
  • 呪い代行人
  • スピリチュアルライトワーカー
  • セルフラブ
  • 引き寄せ女神ヒーリングなど

当て字

  • 円→縁
  • 気合い→氣愛、喜愛
  • 教科書→強化書
  • 転職→天職
  • 出会い→出愛
  • 仕事→志事
  • 起業→輝業
  • 自分自身→自分自神
  • 成功→成幸
  • 健康→健幸
  • ありがとうございます→ありがとう後財増す

専門用語を使う

専門的過ぎる用語

  • 量子力学
  • 波動
  • 周波数
  • プロダクトローンチ
  • フルエンゲージメント
  • メンタルタフネス
  • フルフィルメント
  • ホリスティック
  • ハイヤーセルフ
  • アカシックレコード
  • 音叉など

まとめ

いかがでしたか?

今回は、カウンセラーのブログの本文の作り方についてお伝えしました。

基礎的な部分に自信がない場合には、ChatGPTなどを利用して添削をしてみてください。

自分で書ききることが出来るようになるまでは、あまり頼り過ぎないようにしましょう。

PREP法を活用することで、論理的で読みやすい記事を作ることができます。

これにより、読者が最後までスムーズに読み進め、あなたのバックエンドへの応募や契約につながる可能性が高まります。

また、わかりやすい言葉を選ぶことで、読者に安心感を与え、あなたのサービスへの信頼も深めることができます。

こうした工夫がバックエンドへの成約につながる重要なポイントです。

次回は、見込み客をバックエンドに繋げるための「まとめ文の作り方」について、具体例を交えて詳しく解説します。

ぜひお楽しみに!

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