カウンセラーのブログに必要な「まとめ文の作り方」とは

今回は、カウンセラーのブログに欠かせない「まとめ文の作り方」について解説します。
結論から言えば、まとめ文をしっかり作るかどうかで、バックエンドへの成約率が大きく変わります。

前回は、カウンセラーブログの「本文の作り方」についてお話ししました。
特に PREP法 を活用することで、論理的かつ読みやすい記事を作成できる点を強調しました。

これにより、読者が最後までスムーズに読み進め、バックエンドへの応募や契約につながりやすくなります。

さらに、わかりやすい言葉を選ぶことで読者に安心感を与え、あなたのサービスへの信頼も深まります。

こうした工夫は、成約率アップにおいて非常に重要です。

まとめ文は、読者をバックエンドへ導く最終ステップであり、ブログ記事全体の締めくくりです。
適切にまとめ文を作ることで、読者に行動を促し、成約につながる確率が大幅に向上します。

まとめ文を効果的に書くためには、以下の点を事前に整理しておきましょう。

まとめ文を書く前に準備する7つのポイント

  1. 自分の能力やスキルの棚卸し
  2. ライバルとの差別化とポジショニングの確立
  3. 見込み客の悩みやニーズの把握
  4. 独自の主張や価値観の明確化
  5. 見込み客のニーズを基にしたブログタイトルの作成
  6. プロットの作成
  7. 本文の執筆

まとめ文を書く際には、以下の3点を押さえると成約率が上がります。

  1. 読者に取ってほしい行動を明確に提示する
  2. 読者のストレスを軽減する工夫をする
  3. 最後に音読して修正する

まとめ文の質を上げるだけで、ブログ記事全体の効果が一段と高まります。
今回も少し長くなりますが、ぜひ最後までお読みいただき、実践に役立ててください!

この記事はこんな方におすすめです

  • 起業に向けて準備中の方
  • カウンセラーの集客について知りたい方
  • ブログの書き方が知りたい方

もくじ

  1. まとめ文を書く必要性について
  2. あなたが読者に取ってほしい行動を明確に提示すること 
  3. 最後まで読んでもらうために工夫をしよう
  4. 漢字とひらがなのバランスを意識する
  5. 漢数字をアラビア数字に変える
  6. 本来の意味から離れた漢字をひらがなにする
  7. 丁寧な表現をひらがなにする
  8. 一文を短くする
  9. 箇条書きを使う
  10. 言い回しを統一する
  11. 読点の使い方の良い例と悪い例
  12. 声に出して読んでみて修正する
  13. まとめ

まとめ文を書く必要性について

ブログ記事の構成は、一般的に次の4つの要素で成り立っています。

  1. ブログタイトル
  2. 導入文
  3. 本文
  4. まとめ

これらの要素は順序立てられており、読者にとって分かりやすい流れを提供します。

例えば、芸能人の日常を綴ったブログでは「まとめ文」は不要かもしれません。

しかし、カウンセラーが見込み客の問題解決を目的とした長文記事を書く場合、「まとめ」は非常に重要な役割を果たします。

読者は記事を読み進めるうちに前半の内容を忘れてしまったり、情報が混同してしまうことがあります。

そのため、最後に要点を整理して提示する「まとめ」が必要です。

まとめ文の役割

情報の整理
記事の要点を簡潔にまとめることで、読者が内容を振り返りやすくなります。

補足情報の追加
本文で書ききれなかった補足情報を補完する場として活用できます。

行動を喚起
読者に取ってほしい行動を明確に提示することで、ブログの目的を達成しやすくなります。

まとめ文を書く際のポイント

締めくくりの表現を使う
「いかがでしたでしょうか」「今回の内容は〇〇です」といった表現を用い、読者に締めくくりであることを意識させます。

簡潔にまとめる
「まとめ」はあくまでも記事を締めくくる役割です。

要点を整理する過程で長くなりすぎないよう注意しましょう。

短くまとめにくい場合は箇条書きを活用するのも効果的です。

記事内のキーワードを再利用する
本文で使用したキーワードを再度使うことで、内容に一貫性を持たせられます。

あなたが読者に取ってほしい行動を明確に提示すること 

ブログを読んでもらい、最後までたどり着いたとしても、あなたが取ってほしい具体的な行動を提示しなければ、読者はそのままブログを閉じてしまうでしょう。

こうした機会損失を避けるためにも、相手に取ってほしい行動を明確に示すことが必要です。

ブログを書く目的は、あなたの読者、つまり見込み客にサービス(バックエンド)を購入してもらうことです。

自営業のカウンセラーは、サービスを購入してもらえなければ収入につながりません。

そのため、見込み客の悩みを解決するためにブログ記事を日々工夫しながら書き続けるのです。

ですので「共感されれば良い」「閲覧数が増えれば良い」「理解してもらえれば良い」といった、読者が動かないゴール設定では不十分です。

ブログの目的は読者を行動に移させることにあります。

読者が契約してくれるのなら何でもするというくらいの覚悟がなければ、自営業で生き残るのは難しいでしょう。この点を常に意識してください。

例えば、リジェネ(モラハラ解決専門)では、無料相談につながるようLINE登録を促しています。

そのため、ブログ記事の「まとめ」の最下部にQRコードを掲載しています。

さらに、相手に求める行動は 一つに絞る ことが大切です。
「LINE登録してください」「メルマガに登録してください」「コメントをください」「お問い合わせしてください」と、複数の行動を一度に提示すると、読者は迷い、結果的に何も行動しなくなります。

読者に余計な悩みやストレスを与えないよう、行動指示は一つに絞りましょう。

最後まで読んでもらうために工夫をしよう

これまで、ブログタイトルの決め方、導入文、本文、そしてまとめ文の書き方について順番に説明してきました。

カウンセラー初心者の方や、これまでSNSを使った経験が少ない方、文章を書くのが苦手な方にとっては、ここまでの作業はかなりハードルが高かったと思います。本当にお疲れ様でした!

ただ、ここまでで一通り書き上げられたとしても、まだ読者に記事を最後まで読んでもらうには少し足りないかもしれません。

カウンセラーのブログ記事は長文になりがちです。

そのため、読者がストレスなく最後まで読み進められるような工夫が必要です。

ここで勘違いしてほしくないのは、あなたの書いた文章が「ダメ」だと言っているわけではないということ。

むしろ、その土台はしっかりしています。

ただ、読者に最後まで読んでもらうためには、さらに「磨き」をかける必要があるのです。

では、読者が記事を完読してくれるようにするためには、どのような工夫ができるのでしょうか?
以下で順番に説明していきます。

漢字とひらがなのバランスを意識する

漢字が多い文章は、以下のような印象を持たれることがあります。

  • 堅苦しい
  • 暑苦しい
  • 全体が真っ黒に見える
  • 論文のようで読みにくい

見た瞬間に「読むのが大変そう」と感じさせる文章は避けるべきです。

ひらがなと漢字の使用割合は「7対3」が良いとされているので、これを意識しましょう。

特に、次のような漢字はひらがなに置き換えることで読みやすくなります。

ひらがなに置換えの事例

  • 敢えて → あえて
  • 様々 → さまざま
  • 色々 → いろいろ
  • 是非 → ぜひ
  • 怠い → だるい
  • 陥りやすい → おちいりやすい
  • 宜しく → よろしく
  • 後は → あとは
  • 例えば → たとえば
  • 更に → さらに
  • 何故 → なぜ

漢数字をアラビア数字に変える

日付や数字は、漢数字よりアラビア数字の方がスッキリと読みやすくなります。

例:「六月二十六日に行われる」 → 「6/26に行われる」

本来の意味から離れた漢字をひらがなにする

以下のような表現も、ひらがなにすると柔らかい印象になります。

ひらがなにすると柔らかくなる事例

  • ~という事 → ~ということ
  • そうでは無い → そうではない
  • やって見る → やってみる
  • そうする事で → そうすることで
  • 知って欲しい → 知ってほしい
  • 欲して居る → 欲している

丁寧な表現をひらがなにする

丁寧な表現でも、漢字を使いすぎると堅苦しい印象を与えます。

以下のように、ひらがなを使うとより読みやすくなります。

ひらがなにすると読みやすくなる事例

  • して下さい → してください
  • しに行く → しにいく
  • して頂く → していただく
  • 致します → いたします

これらの工夫はほんの一例ですが、取り入れることで文章全体が柔らかくなり、読み手にとって格段に読みやすくなります。

ひらがなを積極的に活用し、ストレスを感じさせない文章を心がけましょう。

一文を短くする

カウンセラーのブログでの文章は、読みやすさと内容の明確さが重要です。

一文が長いと読者にとって負担になります。

以下に短い事例と無駄に長い例文を挙げます。

モラハラの事例

長い例文(悪い例)
夫は、帰宅するたびに家がきれいに片付いているかを厳しくチェックし、少しでも埃が残っていたり物が片付いていなかったりすると、妻を矢継ぎ早に責め立てます。その後、妻が謝罪しても聞き入れず、「これでは家が火事になるかもしれない」などと脅すような発言を繰り返し、最終的に夜中まで説教を続けることがあります。このような状況が続き、妻は夫が帰宅する時間が近づくと胸の動悸が激しくなり、呼吸困難を訴えるようになり、夜も眠れない状態になっています。
短い例文(良い例)
夫は帰宅すると、家の埃や物の配置を厳しくチェックします。
少しでも不備があると妻を責め、謝罪しても許しません。
「家が汚いと火事になる」と脅し、夜中まで説教を続けます。
この状況により、妻は夫の帰宅が近づくと動悸や呼吸困難に陥り、不眠に悩んでいます。

不登校の事例

長い例文(悪い例)
子どもは、毎朝学校に行く時間が近づくと急にお腹が痛いと言い出し、何度もトイレに出たり入ったりなどして登校を引き延ばそうとしています。さらに、学校についての話題になると目に涙を浮かべ、「どうしても行きたくない」と声を震わせながら訴えることが増えていますが、親としては子どもの体調を心配しつつも、不登校が続くことで勉強や社会性に悪影響が出るのではないかと不安を抱えています。
短い例文(良い例)
子どもは朝になると腹痛を訴え、トイレにこもるなど行き渋りをします。
学校の話題には涙を浮かべ「行きたくない」と訴えます。
親は体調を心配しながら、不登校の影響にも不安を感じています。

いかがでしょうか?

長い例文は情報量が多いのは良いですが、一文に詰め込みすぎると、読者がどの部分に注目すればいいか迷ってしまいます。

文と文の間に改行がないと、さらに読みにくくなり、文章全体が「壁のような印象」になってしまいます。

反対に、短い例文は一文一メッセージに絞り、伝えたい内容を簡潔にしています。

改行を適切に挟むことで、視覚的に余白が生まれ、読みやすさが格段に向上します。

特にブログでは、改行があるだけで読者のスクロールストレスを減らせます。

長い例文では改行がないと、読むのがしんどい印象を与えがちです。

特に、内容が複雑な場合や情報量が多い場合は、読み手の集中力を削いでしまう可能性があります。

一方で、短い例文では各センテンスごとに改行を挟むことで、段落の意味が明確になり、スムーズに読み進められる効果があります。

視覚的にも情報が整理され、読み手に優しい印象を与えられます。

特に、モラハラや不登校といったセンシティブなテーマを扱う場合は、読者が内容に集中できるよう、ストレスのないレイアウトを意識することが重要です。

適切な改行を活用して、読者に寄り添った文章作りを心がけましょう。


箇条書きを使う

情報量が多い場合、箇条書きを使って整理することで、読みやすさが格段に向上します。

このブログでも多用していますが、文章の中に情報が詰め込まれすぎると、理解しづらくなり、読者に負担を与える原因になります。
情報を整理し、視覚的にも分かりやすくすることが大切です。

以下の事例で、箇条書きの効果を比較してみましょう。

箇条書きを使わない場合

モラハラ夫が連れ子を可愛がらない理由としては、次のような本音があります。以下のような理由を聞いても、感情的にならず、冷静に受け止めましょう。
「自分の子どもじゃないから」「俺のことをパパと呼ばないから」「妻と元夫の血が混じっているから」「俺の子どもより勉強ができないから」「そもそも男の子どもが苦手だから」「俺に全く感謝をしないから」「俺に全く懐いていないから」「お前(妻)だけは好きだが子どもは違う」「俺を蔑むような目で見るから」などが挙げられます。
これらを聞くと、多くの妻は怒りを覚えるでしょう。

箇条書きを使った場合

モラハラ夫が連れ子を可愛がらない理由としては、次のような本音があります。

以下のような理由を聞いても、感情的にならず、冷静に受け止めましょう。

夫の連れ子に対する本音の事例

  • 「自分の子どもじゃないから」
  • 「俺のことをパパと呼ばないから」
  • 「妻と元夫の血が混じっているから」
  • 「俺の子どもより勉強ができないから」
  • 「そもそも男の子どもが苦手だから」
  • 「俺に全く感謝をしないから」
  • 「俺に全く懐いていないから」
  • 「お前(妻)だけは好きだが子どもは違う」
  • 「俺を蔑むような目で見るから」

これらを聞くと、多くの妻は怒りを覚えるでしょう。

いかがでしょうか?
二つを比べると、箇条書きを使ったほうが情報が整理され、視覚的にも理解しやすいと感じるのではないでしょうか。

文章を読みやすくする工夫として、箇条書きは非常に有効です。

視覚的なわかりやすさを重視し、読みやすい記事を目指しましょう

言い回しを統一する

「です」「ます」調と「である」「だ」調など、文体が混在すると、読み手に違和感を与え、ストレスを感じさせます。

文体を統一することで、スムーズに読み進めてもらうことができます。

文体が混在している例
子どもが不登校になりやすい家庭は、両親が不仲の場合が多いです。
両親が不仲により、家庭内に緊張感があります。
そういう環境だと子どもは家庭内で落ち着かずストレスが溜まるのである。
だから、不登校を改善するには、両親の問題を解決することが重要なのだ。
文体を統一した例
子どもが不登校になりやすい家庭は、両親が不仲の場合が多いです。
両親が不仲により、家庭内に緊張感があります。
そういう環境だと子どもは家庭内で落ち着かずストレスが溜まるのです。
だから、不登校を改善するには、両親の問題を解決することが重要なのです。

文体を統一するだけで、文章がぐっと読みやすくなります。読者にストレスを与えないよう、文章全体の調子を揃えることを意識しましょう。

読点の使い方の良い例と悪い例

読点(「、」)の使い方は、文章の読みやすさに大きく影響します。

カウンセラーとしてブログを書くとき、特に読者が感情的なテーマに関心を持っている場合、文章のリズムや意味がしっかり伝わることが重要です。

以下に、実際のブログ記事でありがちな使い方の良い例と悪い例を紹介します。

モラハラの事例における読点の使い方

悪い例:読点が多すぎて読みにくい
「モラハラを受けていると、最初は、自分が、悪いのでは、ないかと、感じることが、あります。しかし、あなたが、悪いわけではない、ということを、理解することが、非常に大切です。」
→ この文章では、読点が多すぎて、意味が途切れてしまい、読者が流れを追いづらくなっています。
良い例:読点が適切に使われて読みやすい
「モラハラを受けていると、最初は自分が悪いのではないかと感じることがあります。しかし、あなたが悪いわけではないということを理解することが非常に大切です。」
→ 読点を適切に使うことで、文章がスムーズに流れ、意味がしっかり伝わります。読者は理解しやすく、読み進めやすくなります。

句点(。)と読点(、)の使い方のポイント

句点(。)や読点(、)は文中に多すぎても少なすぎても読みにくくなります。

  • 意味が変わる場合
  • 主語が長くなった場合
  • 誤読を招く可能性がある場合など

読点を入れることで可読性が上がります。

しかし、あまりにも多く入れてしまうと、文章が読みにくくなるため注意が必要です。

句読点の数に絶対的な決まりはありませんが、1文あたり2個、多くても3個までを目安に使うと良いでしょう。

これにより、文章のリズムが整って読みやすさが向上します。

声に出して読んでみて修正する

記事を書き終えたら、最後に音読して流れを確認しましょう。
頭の中で読むよりも、実際に声に出して読む方が、文章のスムーズさや違和感をより的確に感じ取ることができます。

音読してみて、以下のようなポイントに気づいたら修正のチャンスです。

修正するポイント

  • スムーズに読めない部分がある
  • 内容がわかりにくい、何が言いたいのかわからない
  • 同じことを繰り返している箇所がある
  • 前後の文脈がちぐはぐに感じる
  • 読んでいて違和感がある、しっくりこない部分がある

こういった箇所は、どんどんカットしたり、表現をわかりやすく直したりしましょう。

さらに、音読することで誤字や脱字も見つけやすくなります。
このプロセスは、ブログの仕上げとして非常に重要です。

ポイントは、文章がスラスラと読めるかどうかです。
音読を取り入れるだけで、ブログ記事のクオリティは大きく向上します。

ぜひ取り入れてみてください!

まとめ

いかがでしたか?

今回は、カウンセラーのブログのまとめ文の作り方についてお伝えしました。

あなたの見込み客に取って欲しい行動を明確に提示することで

これにより、読者が最後までスムーズに読み進め、あなたのバックエンドへの応募や契約につながる可能性が高まります。

また、わかりやすい言葉を選ぶことで、読者に安心感を与え、あなたのサービスへの信頼も深めることができます。

こうした工夫がバックエンドへの成約につながる重要なポイントです。

もし少しでも疑問や不安を感じた場合は、ぜひ私たちにご相談ください。
あなたのビジネスが一日でも早く軌道に乗るように、リジェネが全力でサポートさせていただきます。
些細なことでも構いませんので、一人で抱え込まずに気軽にご連絡くださいね。

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