カウンセラー・コーチが間違えるSNS発信3つの罠

ひとり起業家の中でも、対人支援職(カウンセラー、コーチ、占い師など)は、発信とブランディングで失敗するケースが極めて多い職種です。

私たちは2015年からモラハラ解決相談所Re:geneを運営し、相談実績は2500件を超えました。

その10年の中で、業界の同業者や受講生を見てきて、共通する3つの罠が見えてきました。

この記事では、その3つを具体的に解説していきます。

まとめ

  1. ①SNSだけに集客を頼る罠
  2. ②自分をキラキラに盛る罠
  3. ③反対にネガティブすぎる発信の罠
  4. まとめ

①SNSだけに集客を頼る罠

  • InstagramやXに毎日投稿しているけれど、フォロワーは増えるのに問い合わせはゼロ
  • アルゴリズムが変わって投稿が表示されなくなったら、売上が完全にストップした

これは30代女性起業家の典型的な失敗パターンです。

サロン経営やコーチング業でも、よく見られます。

なぜ危険なのか

WordPressの記事もSNSも、Googleやプラットフォームのアルゴリズムによって表示順位が決まっています。

ただ、これらは突然、改訂されます。

昨日まで検索キーワードで1位だった記事が、突然順位が下がり、2ページ目以降に追いやられることは結構あります。

理由はアルゴリズムの変動だけでなく、ライバル記事の影響もあるでしょう。

集客導線が1つしかないと、それが機能しなくなった瞬間に収入が途絶えます。

会社員と違い、自営業に給与の保証はありません。

1つのSNS、1つの事業に依存していると、途端に立ち行かなくなります。

我々の事例:ブログ1本で10年やってきた

ちなみにリジェネの集客は、最近までほぼブログ記事経由のみでした。

ビジネス交流会で集客方法を質問された時「ブログのみです」と答えると、全員に驚かれます。

リスティング広告も打たず、記事の内容だけで検索エンジンの上位に表示させるという、無課金での集客法に、さらに驚かれるのです。

なぜブログ集客に特化したのか

開業時の2015年は、Web集客法はSNSよりもブログが主流でした。

ただ、夫婦問題系の同業他社のブログを見ても、日記に毛の生えたような内容ばかりで、全く役に立ちませんでした。

私自身も集客法で悩んでいた時期に、検索を繰り返してたどり着いたブログが役に立たない内容ばかりで愕然としました。

だからこそ、タイトルだけ奇抜にする釣り広告のような記事は絶対に書かず、本当に困っている人の役に立つ記事を書こうと決めたのです。

具体例を交えた問題解決法の記事を書くために、1記事につき関連書籍を3冊以上読みました。

実際のクライアントの事例なども交え、より実戦で使える内容にブラッシュアップする作業を繰り返しました。

最初の頃は1記事を仕上げるのに1週間以上かかるのがザラでした。

我々の記事が検索順位の上位に表示された理由は、これらの専門性によるものです。

我々の事例:それでもアナログ集客も併用していた

ただし、我々が全くブログ以外の集客活動をしてこなかったかと言えば、決してそうではありません。

私は営業や広報活動が苦手ですが、妻はそれらが得意なほうです。

妻はリアルなビジネス交流会に顔を出し、そこで知り合った異業種の人たちの紹介で、モラハラの相談を受けたり、モラハラのセミナー講師を依頼されたりしてきました。

企業のハラスメント講師の依頼や、新聞・テレビからの取材依頼が入り出したのも、営業活動で知り合った人からの紹介でした。

Kindle出版に至ったのも、個人事業主の知人たちが次々と出版していたので、出版方法やノウハウを聞いたことがきっかけです。

つまり、表面的には「ブログ1本」で集客してきたように見えても、実際には複数の導線を持っていたのです。

直接的に人に会うことで生まれる縁を、損なものとは決して思いません。

起業初心者の集客リスク分散と3つの対策

起業初心者が一つのSNSだけで集客するのは危険です。

安定して商売を続けるには最低3つの集客ルートが必要です。

  1. 得意なSNSを1つ
  2. 検索されるブログやYouTube
  3. 直接会う交流会や紹介などの人脈

SNSがダメでも検索から人が来れば集客は止まりません。

検索順位が落ちても知人から仕事をもらえば立て直せます。

一つの集客先に依存すると何かあった時に即座に詰みます。

これは10年商売をしてきた我々の自戒を込めた結論です。

②自分をキラキラに盛る罠

キラキラ起業家とは

リジェネが開業した2015年あたりは、いわゆる「キラキラ起業女子」が山ほどいました。

キラキラ起業家とは、自分のリア充さをInstagramなどでアピールし、いかにも成功者やセレブっぽく見せることに特化したスタイルです。

この頃からInstagramが普及し始めたという背景もあります。

リジェネ開業前の2014年に受講したある集客講座では、このキラキラアピールが奨励されていました。

カフェに行くにしてもホテルのカフェを利用しろ、読書会を開催するにしても高級ホテルのラウンジを利用しろなど、ホテルばかりを推奨されました。

「超セレブ、超儲かっている」アピールをしていくのが、キラキラ起業家の戦略だったのです。

キラキラ起業家の典型的な投稿パターン

当時よく見られた投稿パターンを、4つに整理します。

①高級ランチやホテルのお茶会

  • 高級フレンチやホテルラウンジで「今日も素敵なランチ会でした」とドレスアップした集合写真
  • 参加費数千円〜1万円の女性限定会

②高級ホテルラウンジでの一人仕事

  • 1杯2000円のホテルのコーヒーを飲みながら「仕事はホテルのラウンジで」という優雅な一人仕事の写真
  • 背景に高級感を演出

③何の集まりかわからないパーティー

  • ドレスアップした同世代女性の集まり。
  • テーマは「起業女子交流会」「キラキラ女子会」など曖昧。
  • 実態は相互フォローや承認欲求の満たし合い。

④有名人のセミナーでちゃっかり写真に写る

  • 著名講師の講演に行き、ステージ横や終了後に「親しげに」並んで撮影
  • 「◯◯さんと意気投合しました」というキャプションで、いかにもコネがある風に演出

これらは「見せ方重視」の典型です。

実際のビジネスでの成果より「成功している風」のイメージを優先して発信していたパターンです。

なぜキラキラ起業を真似してはいけないのか

起業初心者がキラキラ起業を真似すると、致命的な問題が起きます。

実際に成功していないし稼げていないのですから、このようなハリボテの見栄を張ったところで続きません。

読者からは、中身がスカスカな人間だと見抜かれます。

また、自分を良く見せることに使うお金があるなら、営業のための交際費や、スキルアップのためのセミナー受講費など、自己投資に使うべきです。

2026年現在では、キラキラ起業家はほぼ絶滅危惧種となりました。

長くビジネスを続けていくには、地に足のついた考え方をすべきです。

③反対にネガティブすぎる発信の罠

ネガティブな発信は致命傷になる

ネガティブな発信ばかりしている起業家に、お客様が依頼することはありません。

  • 「集客しんどい」
  • 「頑張っているけど結果が出ない」
  • 「お客さんが来ても変な人ばかり」
  • 「会社辞めなかったらよかった」
  • 「今月の家賃の支払いどうしよう」

このようなネガティブキャンペーンをする人は、支援者ではなくクライアントの側にいます。

このような呟きは、XよりもThreadsに多く見られます。

Threads民の傾向として、剝き出しの批判的な投稿が目立つからです。

Threads民の典型的な投稿例

  1. 「旦那ムカつく」→ 配偶者への直接的な批判
  2. 「アイツには人の気持ちがない」→ 他者への一方的な評価
  3. 「一緒の空間にいたくない」→ 強い拒絶感の表明

これらは、メンタルが崩壊している状態を露呈しているだけです。

支援者がこれをやってはいけない理由

一般の人から見れば、あなたの呟きも、Threads民の旦那批判の呟きも、同じカテゴリーに分類されます。

両方に対して読者が抱く印象は「メンタルが崩壊している人」というだけです。

対人支援職を自営業で行うのであれば、Threads民と変わらない呟きは絶対に避けるべきです。

ネガティブ発信をしている時点で、あなたは支援者ではなくクライアント側にいます。

この境界線を明確にする必要があります。

何を発信すべきか

支援者として発信すべきは、お客様の問題解決に役立つ情報のみです。

自分の感情の吐露ではなく、読者の役に立つ知見を提供する。

この一点に絞って発信していきましょう。

Re:flecでは、現実的な起業計画を一緒に作ります

私たち夫婦が運営するRe:flec(リフレク)は、ひとり起業を目指す人のWeb集客相談所です。

私たちは、2015年からRe:gene(リジェネ)というモラハラ解決専門の事業を夫婦で運営してきました。

その10年間の経験を活かして、2024年にRe:flecを立ち上げました。

私は発達障害がありますが、自営業を続けることができています。

妻は喘息持ちで虚弱ですが、10年間事業を継続してきました。

私たちの事業は、NHK、週刊文春、Abema、産経新聞など、多くのメディアにも取り上げられました。

私たち自身が、何年も迷走し、失敗を繰り返しながらも、自営業を続けてきた実績があります。

だからこそ、同じような課題を抱える人たちのサポートができると考えています。

Re:flecでは、こんな方を対象にしています:

  • カウンセラー、コンサルタントになりたての人
  • 発達障害、もしくはその傾向があり、会社勤めがしんどい人
  • 体が弱くて虚弱なため、フルタイム勤務が難しい人
  • 対人関係が苦手で、ひとりで仕事をしたい人
  • これらに当てはまらないが、単にひとり起業をしたい人

Re:flecでは、現実的な起業計画を一緒に作ります。

24時間の過ごし方を一緒に考え、目標を一緒に設定し、無理なく続けられる計画を一緒に立てます。

一人では漠然としていたものが、一緒に作ることで具体的になります。

一人では続かなかったものが、一緒にやることで継続できるようになります。

もし、あなたが起業を考えていて、でも計画の立て方が分からない、一人では続けられない、と感じているなら。

私たちと一緒に、現実的な起業計画を作りましょう。

この記事を書いた人

経験と専門性

  • 夫婦でモラハラの問題を克服した専門家
  • ASD・ADHDの混合型診断済み
  • モラハラ加害者としての更生を実現
  • 週刊文春オンラインで連載で加害者心理と更生過程を完全公開

臨床経験(2010年〜)

カウンセラーとして幅広い支援経験

  • 公的機関での生活保護・生活困窮者自立支援
  • 福祉施設での精神疾患・発達障害者支援
  • うつ病の方の復職支援
  • 元受刑者・薬物依存者への更生支援
  • ひとり親・DV被害者相談
  • 企業内パワハラ相談
  • 自助グループ・セミナー開催

メディア掲載実績

新聞・雑誌掲載

  • 週刊文春オンライン(2024年11月 3記事連載)
  • 産経新聞(2021年9月)
  • 神戸新聞 まいどなニュース(2021年3月)
  • 中日新聞 ねぇねぇちょっと特別編(2021年12月)
  • ウレぴあ総研 ハピママ(2023年7月 3記事掲載)

テレビ・ラジオ出演

  • NHK「ほっと関西」(2021年11月出演)
  • KBS京都「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」(2021年9月出演)

全国11媒体でモラハラ解決の専門家として紹介

まとめ

最後まで読んで頂きありがとうございました。

ここまで、対人支援職が陥りがちな発信とブランディングの3つの罠を解説してきました。

  • SNSだけに集客を頼る罠
  • 自分をキラキラに盛る罠
  • 反対にネガティブすぎる発信の罠

これら3つは、すべて「自分本位の発信」という共通点があります。

読者の役に立つことよりも、自分の都合や見栄、感情を優先した発信です。

地に足のついた発信をしていくこと。

これが10年以上、事業を続けてきた我々の結論です。

次回は、商品設計と価格設定での失敗を解説します。

「発信」を整えても「商品」と「価格」を間違えれば、すべてが崩れます。

あなたのビジネスが一日でも早く軌道に乗るように、リフレクが全力でサポートさせていただきます。 

些細なことでも構いませんので、一人で抱え込まずに気軽にご連絡くださいね。

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