カウンセラーや占い師が事業用の口座を作るべき理由

今回は、カウンセラーや占い師としてひとり起業する方に向けて、事業用の銀行口座を持つべき理由について説明していきます。

結論から言うと、事業用口座の開設は法律上の義務ではありませんが、経理・確定申告・信用の面で大きなメリットがあるため、開業届を出した後は早めに作っておくことをおすすめします。

もくじ

  1. 事業用の口座について
  2. 法人口座との違い
  3. 入金(売上)と出金(経費)の具体例
  4. 口座を分けるメリット
  5. 口座を分けないとどうなるのか
  6. 屋号付きの口座について
  7. 口座開設に必要なもの
  8. おすすめの銀行
  9. 会計ソフトとの連携
  10. まとめ

事業用の口座について

カウンセラーや占い師として活動する場合「事業用口座を必ず作らなければならない」という法律上の義務はありません。

プライベート用の口座だけで活動を続けることも可能です。

ただし、セッション料金や鑑定料といった事業のお金と、生活費が同じ口座に混在すると、確定申告のたびに「これは事業の入金か、個人の入金か」を一つずつ確認する作業が発生します。

これは、売上が増えるほど負担が大きくなっていきます。

法人口座との違い

カウンセラーや占い師としてひとり起業する場合、法人のような「法人口座」は必要ありません。

必要なのは、事業用の個人口座です。

法人化した場合は、その時点で改めて法人口座を開設する流れになります。

入金(売上)と出金(経費)の具体例

入金(売上)の事例

  • 個別カウンセリングのセッション料金
  • 占い鑑定料(対面・オンライン・電話・チャット)
  • セミナー・ワークショップの参加費、講師料
  • 教材・オリジナルカードの販売代金

出金(経費)の事例

  • 貸会議室・レンタルスペースの利用料
  • 鑑定やセッションで使う教材、タロットカードの購入費
  • ホームページ・予約システムの利用料
  • 広告費(SNS広告など)

例えば「山田様 カウンセリング料 11,000円」は事業用口座への入金「貸会議室 2時間 5,500円」は事業用口座からの支払いという形になります。

一方、自分のランチ代のような私的な支出は、プライベート口座から出すべきものです。

何が経費になるか、ならないかの詳細な判断基準については、別の記事で改めて扱います。

口座を分けるメリット

お金の管理が圧倒的に楽になる

プライベートの生活費と事業のお金が混ざらず、会計ソフトとの連携もしやすくなります。

確定申告がスムーズになる

事業の売上・経費が口座に集約されるので、集計の手間が減ります。

特に青色申告をする場合、この恩恵は大きくなります。

クライアントからの信用が上がる

請求書の振込先が個人名だけだと、相手に「本当に事業として活動しているのか」と不安に思われることがあります。

屋号付きの名義であれば、正式に事業を運営している印象を与えやすくなります。

事業収支が一目でわかる

「ここからが仕事のお金」と意識しやすくなり、事業の収支も一目でわかるようになります。

口座を分けないとどうなるのか

口座を分けずに活動を続けると、プライベートの支出もすべて帳簿に記録しなければならなくなります。

生命保険や娯楽費、通販の引き落としなど、事業と関係のない支出まで、いちいち確認して仕訳する必要が出てきます。

また、万が一税務調査が入った場合、事業用口座とプライベート口座を分けていないと、プライベートの支出まで確認の対象になります。

口座を分けておけば、通常は事業用口座の確認だけで済むことが多く、負担を減らすことができます。

屋号付きの口座について

開業届に屋号を書いておくと、多くの銀行で「屋号+個人名」の名義で口座を開設できます。

屋号だけの名義は、基本的にどの銀行でも認められていません。

また、開業届の控え(e-Taxの場合は受信通知)が、口座開設の必要書類になるケースが多いです。

屋号を入れる場合、通常の口座開設よりも審査が多少厳しくなることがあります。

口座開設に必要なもの

  • 本人確認書類(マイナンバーカード、運転免許証など)
  • 開業届の控え(e-Taxの場合は受信通知)
  • 事業内容がわかる資料(必要な場合)
  • 届出印(銀行による)

おすすめの銀行

GMOあおぞらネット銀行

屋号付き口座に対応。

2026年7月時点で他行宛の振込手数料が1件100円と、業界最安水準

PayPay銀行

屋号付き口座に対応。Webから最短即日で口座開設が可能。

屋号のみ・氏名のみでの開設は不可で、必ず「屋号+氏名」の名義になる

楽天銀行

屋号付きでの口座名義に対応しています。

都市銀行(三菱UFJ・みずほ・三井住友など)は信用面で強い一方、振込手数料が高めで、手続きに時間がかかる傾向があります。

最初はネット銀行から始める方が多いです。

会計ソフトとの連携

事業用口座を作る大きなメリットの一つが、会計ソフトとの連携です。

freee、マネーフォワード クラウド、やよいの青色申告などと連携すると、口座の入出金明細が自動で取り込まれます。

仕訳の手間が大幅に減り、確定申告がぐっと楽になります。

この記事を書いた人

経験と専門性

  • 夫婦でモラハラの問題を克服した専門家
  • ASD・ADHDの混合型診断済み
  • モラハラ加害者としての更生を実現
  • 週刊文春オンラインで連載で加害者心理と更生過程を完全公開

臨床経験(2010年〜)

カウンセラーとして幅広い支援経験

  • 公的機関での生活保護・生活困窮者自立支援
  • 福祉施設での精神疾患・発達障害者支援
  • うつ病の方の復職支援
  • 元受刑者・薬物依存者への更生支援
  • ひとり親・DV被害者相談
  • 企業内パワハラ相談
  • 自助グループ・セミナー開催

メディア掲載実績

新聞・雑誌掲載

  • 週刊文春オンライン(2024年11月 3記事連載)
  • 産経新聞(2021年9月)
  • 神戸新聞 まいどなニュース(2021年3月)
  • 中日新聞 ねぇねぇちょっと特別編(2021年12月)
  • ウレぴあ総研 ハピママ(2023年7月 3記事掲載)

テレビ・ラジオ出演

まとめ

今回は、カウンセラーや占い師が事業用口座を持つべき理由について説明しました。

事業用口座の開設は義務ではありませんが、経理・確定申告・信用のすべての面で、作っておいた方が後で楽になります。

開業届を出したタイミングは、口座を作る良い機会です。

自分に合った銀行を選び、無理のない形で始めてみてください。

もし、開業やお金の管理について不安なことがあれば、些細なことでも構いませんので、お気軽にご連絡くださいね。

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