発達障害でコミュ障の私が5年ぶりに交流会に参加した話
今回は、発達障害でコミュ障の私が、5年ぶりにビジネス交流会に参加した話をお伝えします。
このコラムは「発達社長の歯を食いしばる日記」というシリーズで、これまでの苦悩や気づきを、飾らない本音で綴っています。
そのため、ここから先は「ですます調」ではなく、当事者としての本音をそのまま伝える「言い切り型」で書いていきます。
結論から言うと、私は発達障害があり、コミュニケーションに苦手意識があっても、対面での交流にはオンラインでは得られない収穫があります。
今回、身をもってそれを実感しました。
もくじ
- 妻の料理番として、送迎に徹してきた5年間
- 交流会を避けてきた4つの理由
- それでも疲れる場面はある
- 苦手な相手にも、最低限の関わりができた
- 当日の疲労感と、得られた自信
- ひとり起業家にこそ、対面の場を勧めたい理由
- まとめ
妻の料理番として、送迎に徹してきた5年間
妻は10年ほど前、母と小料理屋とお好み焼き屋を営んでいた。
イタリアン調理の経験もあり、今でも定期的にイベントに料理人として呼ばれている。
イベントスペースではガスが使えず、ホットプレートでの加熱しかできない。
- そのため前日に6時間ほど仕込みをする
- 食材の買い出しにも付き合う
- 調理した料理を運ぶには車が必要で、妻も酒を飲む
だから送迎は私の役目だった。
交流会が行われている間、私はカフェで仕事をして時間を潰す。
これが5年間続けてきたパターンだ。
交流会を避けてきた4つの理由
参加してこなかった理由は、次の通りだ。
- うるさい場所が苦手(聴覚過敏があり、酒が入った場の大声や、女性の高い声がつらい)
- 1対1の会話は問題ないが、2人以上になると対応できなくなる(ADHDの特性)
- 会話に割って入るタイミングがわからず、盛り上がっている輪に入ろうとも思えない
- ASDの特性上「思ってもいないお世辞」が咄嗟に出てこない
これらが重なり、交流会は長らく避けてきた場だった。
今回、参加してみようと思えた理由
この5年で、状況は変わった。
まず、取材を受ける機会が増えた。
初対面のライターから咄嗟に質問に答える場面にも、慣れていった。
直近では、Abemaの討論番組に生放送で出演した。
何度ものリハーサルと、ディレクターとの10時間に及ぶ質疑応答があり、かなり緊張を強いられる経験だった。
以前は、妻が私の至らない点をサポートしてくれていた。
しかし単独インタビューの機会も増え、一人で対応せざるを得ない場面が増えた。
それでも何とか乗り切れるようになったことが大きい。
また、3年前に重度のメニエール病で倒れた。
6ヶ月ほど寝たきりになった時期がある。
その間、発話は以前よりかなり遅くなった。
その後、リハビリと言語化トレーニングを徹底した。
その結果、5年前よりも言葉が出やすくなった。
ブログ記事を量産できているのが、その証拠だ。
決定的だったのは、今年8月から妻と始めたモラハラ対策のラジオだ。
2019年にも同様のラジオを1年ほどしていたが、当時はアドリブが苦手だった。
1回の収録のために、カラオケボックスで3時間ほどの練習を最低3回はしてから臨んでいた。
台本を作っても、本番では緊張して思うように話せないことばかりだった。
それが今では、リハーサルなしで4本撮りにも耐えられるようになった。
ビジネス交流会よりも緊張する場を、すでに乗り越えてきた。
それなら大丈夫なのではないか。
そう思えたことが、今回参加を決めた理由だ。
それでも疲れる場面はある
とはいえ、聴覚過敏そのものが治ったわけではない。
居酒屋の鳥貴族のような大音量で話しかけてくる人と話すのは、やはりしんどい。
そういう相手とは無理に話さず、落ち着いて話せる人とだけ、1対1で話すようにした。
今回意識したのは、社交辞令を並べることではなかった。
相手の話を聴くことに徹する、それだけだった。
すると、相手が気分良く話してくれた。
「うん、そうなのよ!」と嬉しそうな顔を見せてくれる人もいた。
笑顔で手を振って帰っていく人もいた。
以前より関係性を築けたのではないかと思う。
苦手な相手にも、最低限の関わりができた
会場には、正直苦手な相手も何人かいた。
一人は、以前飲みに行った際、4時間ずっと知らない人の愚痴を大声で話し続けていた人だ。
もう一人は、私の働き方について「毎回カフェで仕事をするなんて贅沢だ」と一方的に決めつけてきた人だ。
家では仕事ができないという特性への理解を示されなかった。
以来、この2人は避けてきた。
それでも今回は、彼女たちにも関心を向けながら、普通に会話ができた。
彼女たちも笑顔を見せてくれた。
これは、彼女たちが妻の友人であることを踏まえた、社会人としての最低限の関わりという感覚だ。
今後、自分から会いに行くことはないと思う。
ただ、同じ場に居合わせた時には、顔見知りとして最低限の関わりはできると思えるようになった。
当日の疲労感と、得られた自信
聴覚過敏や視覚過敏があるため、疲労感はあった。
ただし、以前ほど不快ではなかった。
5年前とは違い、色々な人とそれなりに話せた。
それが、自分にとって一つの自信になった。
対面でしか得られない出会いがあった
今回の一番の収穫は、人との出会いだった。
事前情報が全くない中で、次のような人たちと知り合えた。
- ひとり起業家支援をしている人
- Kindle出版の支援をしている人
- クラウドファンディングをしている人
- B型作業所を運営している人
- 生成AIを教えている人
会場にいたのは、ほとんどが個人事業主だった。
彼らの会話は総じて上手い。
実務も事務も営業も集客も、すべて自分でこなす立場だからこそ身についているのだろう。
- こちらがうまく言葉にできなくても、察して拾ってくれる
- こちらの想定以上のものを返してくれる
そうした会話のアシストを、当たり前のようにしてくれる人たちだった。
発達障害があってもコミュ障であっても、実は話しやすい場なのだと、今更ながら実感した。
ひとり起業家にこそ、対面の場を勧めたい理由
リフレクでは基本的にWEB集客を教えている。
ただ、今回の経験を通じて、アナログな営業や対面での広報活動も、やはり欠かせないと感じた。
一度も対面で会ったことがない人より、一度でも対面で会った人の方が信頼できる。
これは当たり前のことだが、その信頼は直接的に仕事につながりやすい。
だからこそ、ひとり起業家の方には、対面のビジネス交流会への参加も、いずれは選択肢に入れてほしいと思う。
この記事を書いた人
経験と専門性
- 夫婦でモラハラの問題を克服した専門家
- ASD・ADHDの混合型診断済み
- モラハラ加害者としての更生を実現
- 週刊文春オンラインで連載で加害者心理と更生過程を完全公開
臨床経験(2010年〜)
カウンセラーとして幅広い支援経験
- 公的機関での生活保護・生活困窮者自立支援
- 福祉施設での精神疾患・発達障害者支援
- うつ病の方の復職支援
- 元受刑者・薬物依存者への更生支援
- ひとり親・DV被害者相談
- 企業内パワハラ相談
- 自助グループ・セミナー開催
メディア掲載実績
新聞・雑誌掲載
- 週刊文春オンライン(2024年11月 3記事連載)
- 産経新聞(2021年9月)
- 神戸新聞 まいどなニュース(2021年3月)
- 中日新聞 ねぇねぇちょっと特別編(2021年12月)
- ウレぴあ総研 ハピママ(2023年7月 3記事掲載)
テレビ・ラジオ出演
- NHK「ほっと関西」(2021年11月出演)
- KBS京都「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」(2021年9月出演)
- ABEMA『秘密のママ園』様 2026/4 #12ママのモラハラ化問題!出演
- ABEMAPrime(アベプラ)様 2026/7/13出演
- ABEMAPrime(アベプラ)様 YouTube版はこちら
まとめ
今回は、5年ぶりに参加したビジネス交流会について書きました。
聴覚過敏や会話の苦手さは、今も変わらずあります。
それでも、対面で人と関わることで得られる情報や信頼関係は、オンラインだけでは得られないものです。
私自身、依然コミュ障ではあるが、少しずつ対応できる場面が増えてきました。
同じように発達障害やコミュニケーションの苦手さを抱えながら、ひとり起業を目指している方の参考になれば嬉しいです。
もし、発信の仕方やAIの使い方について不安なことがあれば、些細なことでも構いませんので、お気軽にご連絡くださいね。
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